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2014年07月29日

富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2

7月20、21日は富士山を歩きました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2

一日目は七合目の大陽館で一泊。そこまでの記事はこちら
今回はいよいよ御来光をみて富士山の頂を目指します。
夕食後18時前には寝る体制にはいった私たち。
子どもはあっさり眠りについてくれましたが
私はなんと日付がかわる午前0時過ぎまで寝付けませんでした。
寝るスペースはひとつの仕切りに私たち2人と大人の男性二人組。
この男性の方から「0時に出発するのですみません」と先に一言いただいていました。
この二人組さんがとても素晴らしいお方でパッキングを既に済ませており、
時間になったらさっと出かけられました。
同じ時間に出られる他の方では、ビニール袋でガッサガサとされる方もいて・・・
この辺りも富士山ならではかな?
ということでその二人組が出られた後は、
私たちでそのスペースを使わせていただけることになるので
ようやく安心できたのか自分も4時前まで眠ることができました。
目覚めたときは眠る前に少しあった頭痛も治まっていました。
これは高山病によるものではなく
前の日も車内で少し寝ただけなので睡眠不足からだったものと思います。

朝が苦手な子どもが起きてすぐに山小屋の朝食を食べられないのはわかっていたので、
御殿場インター近くのコンビニで買っておいたパンと、
結果的に食べませんでしたけどサタケのマジックパスタ(大陽館ではお湯を300ml430円で売ってくれます)を用意していました。
ドラゴンボールのお兄さんたちは朝食を食べられるとのことで、
先に出発してたらいつか追いつかれるかなーと話していました。

ということで朝食組さんが食事されている間にサッと準備して午前4時半から歩き出しました。
今回は子どもが御来光をみるのをとても楽しみにしていて、
その様子をみていると、元来あまり興味がなかった自分もどんなのかなと思って歩いていました。
お世話になった大陽館を下に見ながら時々振り返って歩いていると・・・
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
きれいな御来光をみられることができました。私も子どもも御来光は初めてみました。
子どもは富士山でこれをみたいと言い続けていたのでよかったです。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
御来光を見ながらパンを食べたりしてゆっくり時間をかけて見晴館まで上がってきました。
ここで焼印を押してもらうのに5分待ち休憩をとります。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
酸素缶。効果のほどはわかりませんが一応持ってきていて、子どもは何度も使っていました。
少し疲れると「酸素ちょうだい」と言っていました。
使い終わったあとは満足そうでしたので、そういう意味ではあってもいいのかなと思います。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
これも富士山用に買ったサングラス。
富士山ホテルでトイレをお借りしたとき、サングラスいる?と聞いて取り出しました。
先ほどの酸素缶といい、サングラスといい、
間隔をあけてアイテムを出して気を保てるように頑張ってみました(笑)
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
須走ルートを選んだひとつの理由として、
人が少なく子連れでも気楽に歩けるっていうところもあったのですが、
吉田ルートを合流したらものすごい人でびっくりしました。
ここまでくればもうあと少しです。(子ども的にはまだまだ長い道のりですが・・・)
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
この八合五勺にある御来光館が最後の山小屋です。
ここでも焼印をしてもらいました。
焼印は子どものモチベーションを保てるひとつのポイントになって最後まで頑張れました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
歩いているときからずっと山頂がみえていて時折ガスが出ていたのですが、
なんとかいい状態のときに山頂にいけそうです。
上をみると9合目の鳥居から、山頂の建物までハッキリみえました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
後ろを振り返ると雲の上、自分がここまで登ってきたと。もう少しです。
それにしても一日ずらして本当に良かったです。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
9合目の鳥居、鳥居に硬貨を挟むのが流行っているのか?
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
9合目からもゆっくり時間をかけてようやく山頂が目前に迫ってきました。
この鳥居の下で撮影渋滞があったので撮影しない私たちは隙をみていかせていただきました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
大陽館を出発して4時間。ついに山頂につきました。
剣ヶ峰は元々、行くつもりはなかったのでここで長かった登りはおしまいです。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
夏休みの宿題用にもってきたスナック菓子の撮影。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
雪が残っているそうでその雪で飲み物を冷やしているそうです。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
いいお天気だったので火口の向こうに剣ヶ峰がみえました。
午後から天気が崩れそうだったので火口をみてから下山することにしました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
下山を始めてすぐにガスにつつまれました。
祝日だったのですが月曜日だったので午前中は荷揚げのブルドーザーが通ります。
音はしていたのですがガスで姿がみえず急に現われてびっくりしました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
1時間半ほどで大陽館まで戻ってきて子どもはフランクフルトを食べました。
ここから五合目まで小屋もトイレもないのでお茶も1本買いました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
少し歩いてからいよいよ砂走り。
意外に楽しそうに下っておりひと安心ですけど、
大陽館についてから雨がパラパラ降り始めて気になります。
昨日のようなドカ雨がきたら・・・ここで降られると大変なことになりそうで少し急ぎます。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
横から見るとこんな感じ。
これ、こけそうになっているわけではありません。
雨降りだと砂埃が舞わないので用意したマスクは最後まで使わずにすみました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
いい加減長くて疲れて何度かこけてました。
自分も結構、脚にきてしまって富士山を下るのも大変だと改めて思いました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
実はこの「砂払い五合目」の案内板が見える前、
なんどか案内板や小屋っぽい大きな影をみて「あーやっと」と話していたのですが、
近づくとそれは「木」だったことが何度かありまして・・・
幻覚って本当にあるんだなって思ったりもしました。
だからこの小さな案内板を見つけて心底嬉しかったです。

ちなみにこれだけがガスっていたので心配したのですが、
砂走りの下りはずーっとロープが両端についていますので
それをたどれば下山道を外すことはありませんでした。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
砂払い五合目の小屋で休んでしまうとすすめなくなりそうな感じだったので
スルーして私の大好きな、子どもの苦手な森歩きで五合目に向かいました。
この写真だけみているとここが富士山と忘れそうなくらいな感覚がよみがえってきます。
とてもシットリした雰囲気の森は本当に自分好みでした。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
お互いに、足が痛いと言いながらようやく五合目まで帰ってきました。
4時半からの9時間行動だったので子どもも本当によく頑張ったと思います。

東富士山荘の方が私たちを覚えていてくださって、
コーヒーとカルピス(前の日に杖買ったので)をいただきました。
富士山<須走ルート・大陽館泊まり>その2
バスの乗って駐車場へ戻り、その後は近くの温泉「天恵」へ立ち寄りました。
途中の静岡SAで早めの夕食を食べて22時過ぎに帰宅。
1日ずらして、おおむねいい天気の中で富士山を満喫できました。

この富士山へむけて山小屋で寝る練習とか言って
ひとつの布団で寝ると子どもが寄ってきたり
一緒にスクワットや深呼吸の練習もしました

そういったことすべてが思い出に残ります
富士山に行こうといってくれた子どもにとても感謝しています
自分一人だったら富士山を歩くことはなかったです

これからは子どもと富士山がみられる山々にたくさん出かけたいと思います
ありがとう

<富士山の記録>
20日
08:45 登山口
10:50 長田山荘
11:45 瀬戸館
13:00 大陽館

21日
04:30 大陽館
05:40 見晴館
06:50 富士山ホテル
07:10 御来光館
07:50 九合目
08:30 須走口山頂
09:00 下山開始
10:50 大陽館
13:20 登山口




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